合意形成は諸刃の件
合意形成、聞いた事あるだろうか?
コンサル連中などと絡んでいると、大体、このような言葉が出ている。
使い方とすると、「合意形成を得るタメに、提案を絞り松竹梅で攻めていきます!!」と言う感じだ。
この合意形成に導くまで、非常にロジカルな組み立てが必要になる。
要求定義部分で上手に合意形成を測っておくと、関わる人間の納得感を得れるので、後で仕事が揉めなくなり、プロジェクトはスムーズに進む。
業務系プロジェクトは合意形成を取る事は必須だと考えている。実際、かなり有効な手だてだと思う。
しかし、仕事の業種によっては、合意形成を取る必要なないモノもある。
それは、企画だ。以前、私はあるサービスを企画していた。
もちろん自分が考えたアイデアなので、「絶対儲かる、利益でる!」っと自信満々で全員が納得するっと思っていた。
しかし、一部の人からは儲かるとは思えないっと指摘された。
「そのシステムなら○○で似た事をやっている。」「利益がでるビジネスモデルとは思えない」と言われた。
私は合意して欲しかったので、何度か説得を試みたが、どうしても納得出来ないようだった。
ただ、そのプロジェクトを進めているウチに気づいた。
企画なんてものは合意形成を導く必要はないのだと、むしろ、無い方が良い。
人それぞれのエリアで生きているから、サービスに対する価値観・考え方も違うのだ。
その中で合意形成が取れている企画なんて月並みで当たり障り無く誰でも考えれるモノなのだ。
そして、良さそうな企画は合意形成に至る事はない。ソレをするとエンドレスでプロジェクトが進まない。
っと言う事に結論が出た。
合意形成って言葉の響きはかっこいいが実は要注意