楽をし過ぎない

コピペプログラムは一時しのにぎ過ぎない、大分昔のエントリでも書いたが、時と場合によってコピペプログラムも必要だと思っている。
しかし、常にコピペをする事は推奨しない。
「ソースの行が多くなる」・「視認性が悪くなる」は常識だが、一番の問題は処理を理解せずにコーディングする事だ。
ソフト業界に入り数年の間はコピペが私のスタンダードだった。複数行とは言わず一行でもコピペをしていた。
しかし、これは大きな間違いだった。コピペ作業はプログラムが上から下に流れる事や、モジュールの動作を理解せずに進める事になってしまった。
さらに最悪なのがプログラムよりもコピペをする作業に集中してしまう事だ。


基本を理解していない事は、その先の成長を鈍化させてしまう。


よくよく考えてもらいたい、もしあなたがプロゴルファーならば何も考えずに素振りをするのだろうか?
恐らく無駄がない動きを目指すタメに、フォームをチェックし、体の動作を理解しようとするはずだ。
”何も考えずに素振りをしても打撃の精度は上がらない”事と同じで”コピペをしても開発能力は上がらない”と私は思うのだ。


今まで私が見て来た開発が速い人にコピペをする人間はいなかった。
丁寧に処理を頭にしみ込ましながらコーディングするの事が最も成長速度が速いスタイルだと思う。


ただし、昨今の色々なWebのフレームワークを見てると何とも言えない状況で、CMSを使ってみるとコーディングの必要性さえ無い様な感じもする。