信頼と尊敬

ちょっと昔話をしょうしょう



むかし私は水商売をやってました。まぁ当時わたしも親方がいたんですよ。

親方も腕には自信があったらしぃのですが・・・正直もう昔の技術だったので盗むモノなど少なかったですね。

しかし、どんだけ仕事の内容が発展していっても「仕事の本質を理解」してる人だった。

その親方から「サービス業とはなんぞや?・管理職とは何ぞや?・技術とはなんぞや?」を酔っ払いながら教えて(説教して)くれましたw

あんまり足を使わずに年中休憩室で風俗雑誌を読んでニタニタした人だった。
しかし、いざとなると長年培った半端ない経験値を引っさげて様々なトラブルを片付けていきました。

そして、下の者にも金をばら撒き、大した人だった。厳しかった部分もあったが、人を見る目も凄かった。

「あーこのオッサンすげーな。カッチョええなー」と思ったもんです。(今でも思うよ)

で一度、信頼できる身内を集めて店をやったんですよ。
お金を引っ張って来た先輩が経営をして、親方が店長って形ですね。

現場が解る経営者、現場に精通した店長、若くて技術力がある我々、信頼関係など、悪い要素が微塵もなかったです。

そりゃー儲かりましたよ。仕事はいそがしかったけど、毎日遊びまくりましたね。
一晩で常識から逸脱する金を使って遊んでました。そんな感じで夜の街では我々はちょっとした有名人でした。
結果、多方面から目を付けられて色々トラブルが起きて、最悪な結果になってしまいました。我々が若かったので仕方なかったと思う。*1

当時は最高に楽しかった。仕事も遊びもあんな貴重な半年も無いと思う。


いい勉強になった。
全員が現場上がりってのはスムーズに話が進むしお互いを尊敬できます。



このソフト業界でも同じなんですよね。

PMがプログラマーが何をやっているのか理解できて、しっかり評価できれば問題ないのですよ。

もし、私が35歳を過ぎて管理職に付いても常に部下が何をやっているのか理解出来る技術力は保つつもりです。

かなり失敗して周り道をしましたが、この一年で「ソフト開発とはなんぞや?」って何となく理解できるようになってきました。

確かに若くて才能ある人間にはプログラム技術は勝てないかもしれない、が、部下が何をやっているか判れば話がスムーズに進むし評価が出来る。

そして経験豊かで判断がしっかりできれば部下も管理職をバカにしないはずだ。


部下・上司・同僚に信頼と尊敬の関係があればあるホド最高の仕事になる



しかし、上記の事は私の価値観であり文化です。

会社によっては上司の言う事をただ沈黙してやり続ける。信頼では無く帝國的で階層的な支配が良しとする文化(会社)もあります。

そっちの方が利益を上げる事が出来る会社もあります。

己で考える事が出来ないサラリーマン集団ならば王に付いていく方がいいのです。

俗に言うワンマン社長なんかだと帝国的な方が利益があがります。*2



最近は後者の会社で働いてました。そこで全く技術を知らない上司でしたので結構大変でした。

後者の会社に合ってはないようです。何もしない上司とウマが合いませんでした。

しかし、頭が切れて、力を持ち、支配的な経営者のタメ会社はとても儲かってました。



私は前者の価値観がある会社で働きたいです。しかし、私の価値観と文化が合う会社は日本には少ないですね。(求人みてると少し増えてきましたけど)

もしくは自分で作るしかないのか?っと思います。



ガンガレ俺!

*1:水商売を辞めるきっかけの一つになりました

*2:社長の頭が良ければね