最終章・自己紹介を終えて
フリーを決めた日から1年半経つが結局いまだに会社員をやっています。実は、社員としては破格の値段を経営者*1から提示いただきました。なので、フリーにはマダなっていません。
ソフトウェアの仕事に就き人並み以上の実力は着いてきたと思います。
今の会社に引きとめられて1年半たつがその間に企画屋が考えたアイデアを設計をして実装する。生産力などのプログラムレベルは一年半前の2倍以上になっているでしょう。
こんな書き方をすればさも私はサモ凄い実力だと勘違いされそうですが、100人ソフト従事者がいれば20番目のレベルでしょう。
この具体的な数値は間違っていないと思います。一緒に仕事をしている橋田さんは100人の中の2、3番目でしょう。
単純に新しいテクノロジーそして新しい言語に対してシステムを構築するとなるならば、そこら辺(100人の中の50番目)のシステム屋が100人が掛かる仕事を私が40人で済ませる事が出来ると思います。
そして私が40人掛かるところを橋田さんなら10人で済ませる事が出来るでしょう。
そして橋田さんが10人掛かるところをトップレベルで熟年なGeekな人(100人の中の1人)ならば3人でこなす事が出来るでしょう。
そしてもっと高レベルなWizardな人間(10000人に一人)ならば一人で済ます事ができるでしょう。
単純にソフトを構築すると言うだけならば上記の説明は私は間違っていないと思います。
恐ろしい程に出来る人間と出来ない人間に差がつきます。
もちろん業種によって作業する内容はかなり異なります。
・深いソフトの知識が必要がなく会計学などが必要な業務系ソフト従事者
・とことんソフトに対し深い知識を求められるOS等の従事者
業務系ソフトは顧客に提出する膨大なドキュメントを書く必要があったりするので莫大なヒューマンリソースも求められる。
OS等は圧倒的な論理的思想に長けたセンスを持つごく一部の人間が求めらる。
しかし、昨今のソフト業界は酷い構造になってると思います。ソフトの知識が乏しいPM・PL、プログラムが出来ないSE、デバックの仕方をしらないPG。。。
中には外道と思われるビジネスをやっている人間もいるのは、確かですがそんなのはどこの業界にもいます。
個人個人を見れば誰も悪くはないと思います。
毎日の糧を得る為に会社に行き、自分の領域を侵されたくない為に時には人を無視し自己を守ったりして政治的な動きをする。
どれほど意味の無い残業と知りつつも会社で波風を立たない為に課長が帰るまで一緒に残業する。
バージョン管理ソフトを入れているのに、やたらコメントアウトによる履歴を残そうとする課長。そして課長もそんなくだらない事に必死にチェックする。
多重派遣の営業さんが必死に動き回って「○次請負だから単価は安いけど良い案件です。」などと言いながらがんばっている。
ほとんどの人は悪くありません。みんな下らない事に労力を使いすぎているのです。
しかし、今のソフトの構造的欠陥をどうにかしないと恐らく日本のソフト産業が他の足を引っ張る事になるでしょう。
たしかに、他国のソフトは日本語の壁があるのですぐには入ってこれないと思います。しかし、日本全体的な産業の発達の障害に現在のソフト業界なってしまうのは間違いないと思います。
私自身が初心忘れべからず、もっともっと己を磨く為に、そしてこのブログを読んで下さる人に何かのヒントになればいいかと思います。
ただ、今回の自己紹介をするのに面白おかしく書くためにオレと言う表現したりしています。
これから書くブログは誰にも不快にならないように書きます。
ソフト業界を根底的に変えもうこれいじょう鬱・過労などを無くすようにみんなで向かっていきましょう。
ここまで読まれた方は我がブログの応援をお願いします。
*1:あのアクが強い社長では無い