第3章・ゼンブデカクミエマス


職安に紹介された一社目に着いた。


デ、デ、デカイ新宿の超高層ビル


オレは高級ホテル・高級レストランは何度か利用した事があるが、ビジネスとしてデカイ建物に乗り込むのは初めてだ。


ドラマで見るような高級なエレベーターで上に登り綺麗な受付のねーちゃんに案内される。


オレの妄想はMAXまで膨れ上がった。



・・・しかし現実は違った。

私服のネーちゃんのやる気のないエスコートを経て小さなパーティションで面接を待つ事になった。

面接官が来た。技術者って言うより営業さんかな!?



(/・o・)<どうもはじめまして

名刺を渡された。

デケーなんかでっかく見える!。あんだけ馬鹿にしていたリーマンがやけにでっかく見えるのだ。

そう、俺ビビッてます。名刺の受け渡しの基本さえ知らないからひたすら頭を下げる。



さぁー面接がはじまる。

これから色々と突っ込まれるんだろな。バッチ来いやー!



が、しかし、面接官から来る質問は彼の手元にあるアンケート用紙の穴埋めだけ。


そう、派遣のスキルシートってヤツを作ってるのです*1


そして情報処理のテストを受けさせられた。

ビット、バイトって何ですか?もう、俺、涙目www(`・ω・´):

数学の試験で公式を全く覚えなくて、真っ白になってる感じだ。



面接の人もどうでも良さそうなのが救いだったな。たぶんこのテスト0点だったと思う。


次の日に立て続けに二社目、ここも同じような感じなので割愛する。


なんなんだろなーこの虚無感。





やっぱり無謀?




スペック

年齢:20半ば

職業:プー太郎(休職中)

将来の夢?:ソフト開発

スキル:winXPのインストール、デスクトップにフォルダを作れない、ビット、バイトの言葉を知る

*1:今思うと正社員募集でソレをするのって違法じゃないの?