第2章・勢いだけ


俺はPCを買いに電気屋にきた。


不自然な笑顔を振りまきながら、黄色いチャンチャンコみたいなハッピを着た店員がやってきた。


    ハッピ店員「どのようなスペックをお望みですか?(=^_^=)」

    俺「スペック(。。?)
      えぇーーっとスッゴイ初心者で何も解らないんですけど、一番やっすいPCください」


こんな時は自信満々に初心者って事を伝えた方がいい!別にハッタリを効かす所でもない。


ただ、ボッタクリに合わないように「他の店も回って来た」ってな事を言った方がイイ。


前回の話からお分かりの様に、俺はソフト開発者ってヤツを生業にする。(響きがカッコイイよね開発者ですよ)


その為にはパソコンのスキルが必要だ!プログラム言語ってヤツを習得するのだ!(本当にコイツはソフトを舐めてますよね)


一番やっすいPCとタイピングソフトを7万で購入して、そのままネットの申し込みをした。


家に帰って早速セットアップ。


めっちゃ簡単にセットアップが出来た。(WinXPは凄いよなー、CD1枚入れたら後は全自動だよ!)


次の日、近くの本屋でJava言語の本を購入した。※1


    さっそく入門書を眺める。。。。。。(?_?)

    とりあえずこのCDを入れて。。。。(?_?)(?_?)

    コンパイルってヤツをする。。。。(?_?)(?_?)(?_?)

    "Hello World"、ようこそソフトの世界へ!!


って訳が無い


そりゃそうだ、なんてったてPCオンチ。デスクトップにフォルダを作れないくらいだよ。


フォルダ構成なんて知るわけもない。


それから永久にこのJavaの本は読まれる事はなかった。(まぁダメ本だったから仕方ないよ)





スペック

年齢:20半ば

職業:プー太郎(休職中)

将来の夢?:ソフト開発

スキル:winXPのインストール、デスクトップにフォルダを作れない


※1
必須の科目でたまーに大学にいった時にJavaScriptの授業があった。

ちゃんとした授業だから先生が最後にPGの確認をしに来て、OKならその日の受講が認められる内容だった。

俺の場合は、周りにいる誰かがホルクスのステーキ一枚でやってくれた。(その時だけは人気者だったなーw)

だからJavaScriptには愛着があったのでJavaを選んだ。もちろん今は違いは解っています。

JavaScriptJavaを愛するPGの皆様すみません。無知だった私を許して下さい m(_ _)m